EURoHS指令

EU RoHS指令

一般的にいわれる「RoHS指令」というのは欧州(EU加盟国内)の規制です。

「EU RoHS指令」と呼ばれることもあります。

電気電子機器が対象の規制で、特定の有害物質の使用制限に関するEUの法律です。

欧州RoHS2指令

RoHS指令は改正があり、対象となる製品や化学物質の変更がありました。

RoHS1指令RoHS2指令RoHS2指令+(EU)2015/863
適用期間2006年~2013年2013年~2019年2019年~
対象化学物質※16物質6物質10物質
対象製品※2電気電子機器電気電子機器(カテゴリ変更あり)電気電子機器(カテゴリ変更あり)
呼び方RoHS指令、RoHS1指令改正RoHS指令、RoHS2指令

対象化学物質※1

物質名最大許容濃度
(ppm)
RoHS1指令RoHS2指令RoHS2指令
+(EU)2015/863
1000
水銀1000
カドミウム100
六価クロム1000
ポリ臭化ビフェニル類
(PBB類)
1000
ポリ臭化自フェニルエーテル類
(PBDE類)
1000
フタル酸ビス
(2-エチルヘキシル)(DEHP)
1000
フタル酸ブチルベンジル
(BBP)
1000
フタル酸ジブチル
(DBP)
1000
フタル酸ジイソブチル
(DIBP)
1000

対象製品※2

カテゴリ
1.大型家庭用電気製品
2.小型家庭用電気製品
3.IT機器及び遠隔通信機器
4.民生用機器
5.照明機器
6.電動工具
7.玩具、レジャー、スポーツ機器
8.医療用機器
9.監視・制御機器
10.自動販売機
11.上記カテゴリに入らないその他の電気・電子機器

改正前は、対象となる機器と対象とならない機器がありましたが、

2021年7月22日以降、記載の1~11までの項目全てを対象しました。

適用除外用途

EU RoHS2指令には、適用除外用途というものがあります。


個別に定められている日付(有効期限)がある場合は、原則その期日まで適用除外用途は利用可能です。

カテゴリ有効期限
カテゴリ1~7、102016年7月21日
カテゴリ8(医療用機器)2021年7月21日
カテゴリ8(インビトロ診断用医療機器)2023年7月21日
カテゴリ9(監視及び制御機器)2021年7月21日
カテゴリ9(工業用監視・制御装置)2024年7月21日
カテゴリ112024年7月21日

この記事を書いた人

品質保証課で化学物質調査の担当者として働いています。
宜しくお願いします。

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