chemSHERPAとは?

chemSHERPAとは

chemSHERPAとは、製品の化学物質情報を、部品・校正ごとにまとめて、管理することができるツールです。

chemSHERPAにはchemSHERPA-AIとchemSHERPA-CIがあります。

AIでは成形品について、CIでは化学品についての製品について管理することができます。

6ヶ月に1回化学物質の更新があり、定期的な化学物質管理の確認もされています。

chemSHERPAを利用するメリット

業務の省力化

chemSHERPAを利用することによるメリットの1つとして「業務の省力化」が挙げられます。

chemSHERPAにはREACH規則、POPs条約、RoHS2指令など、主要な化学法律が網羅されています。

製品のchemSHERPAが1つあるだけで、たくさんの種類の調査に対応できます。

実際の業務でも、幾度もchemSHERPAに助かりました。

共通のフォーマット利用

ここ最近は、製品含有化学物質管理の必要性が重要になってきています。

省力化にも繋がる部分になりますが、調査が確実に増えています。

共通のフォーマットを設けることで、各社の調査の負担が少なくなります。

適切な化学物質管理

製品にどの物質が含有されているか把握することは、取り扱いの上で必要なことです。

chemSHERPAを利用することで、容易に管理を行うことができます。

フォーマット自体、化学物質の更新がありますが、本質的な部分は変わらないのでありがたいです。

利用方法

chemSHERPAツールのダウンロードは下記から可能になります。

化学品はchemSHERPA-CIを利用することが多いですが、物理的・化学的変化があるとchemSHERPA-AIになることが多いです。

化学品素材業界はchemSHERPA-CI(川上)部品加工業界はchemSHERPA-AI(川中)、組み立て最終製品業界はchemSHERPA-AI(川下)というふうに利用されています。

  • 例:インク(CI)+原紙(AI)→シール印刷(AI)
  • 例:自動車部品(AI)→自動車(AI)

最近のchemSHERPA

更新の頻度 6か月に1回で2022年8月下旬にver2.06.00のリリースがありました。

chemSHERPAには1年に2回の更新があり、決まった時期に更新をしてもらえるのがありがたいです。

その時期にダウンロードページを確認して、メーカーに依頼をしておくことで、調査の依頼が来てもすぐに対応できます。

メールでバージョン更新のお知らせをしてくれる場合もあります。

この記事を書いた人

品質保証課で化学物質調査の担当者として働いています。
宜しくお願いします。

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