HSコード
HSコードとは、輸出入の時に製品の分類を示すコードです。
輸出入の際に製品が何か、用途や素材はどのようなものであるか、確認する必要があります。
その情報が含まれているHSコードをみれば、適切な関税率や原産地規則を調べることができます。
HSコードは世界で共通の製品の分類番号であり、海外では、Tariff codeと呼ばれることもあります。
日本では、輸出統計品目表と呼ばれることも多いです。
HSコードの6桁目までは世界共通のものであり、7桁目以降は各国の規定によって変わるため、HSコードの決定を行う場合は、各国の規定に注意する必要があります。
HSコードの構成
HSコードの上2桁を「類」、上4桁を「項」、上6桁を「号」といいます。
HSコードを決定するときは、類から項、項から号へ、広いところから細かく分類していき、HSコードを決定していきます。
HSコード(先頭から6桁までの番号)は5年に1回改正が行われており、直近だと2022年に改正がありました。
それ以外に、7桁以降の国内細分については、毎年、基本的に年1回必要に応じて改正が行われております。
EPAの活用とHSコード
関税率を低く取引をする上で、原産地証明書というものが必要になります。
その原産地証明書を発行するためには、HSコードが必要になります。
HSコードの検索
輸出に関わるHSコードは、輸出統計品目表から調べることができます。
税関HPに過去のHSコードの事前教示回答の品目分類の内容が公開されています。
税関では、事前に輸入手続きについて、照会をおこない、回答をうけることができます。その一つとして、HSコードについての過去回答の提示も行われているため、HSコード決定の1つの参考にすることができます。
基本的に分類決定の権限は輸入国側の税関にあるため、判断に迷う場合は、輸入国の税関に事前教示を行っていただく必要があります。
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