紛争鉱物調査とは?

紛争鉱物調査

紛争鉱物調査とは

製品にはスズ・金・コバルトなどの鉱物が使用されることがあります。

それらの鉱物を採掘する多くの製錬業者の中には、人権侵害や環境破壊等を引き起こしている武装勢力の資金源になっており、懸念されています。

紛争鉱物調査は、サプライチェーンをさかのぼり製錬業者を特定し、特定の製錬業者から鉱物を調達していないかを確認することです。

徐々に調査は世界的に必要とされてきており、納入先から求められなくても企業はサプライチェーンを精査、リスクの回避・緩和をすることが求められています。

そこで、JEITAは専用の報告書を設けることで、日本においても共通のテンプレートで調査が行えるようにしました。

また、国際的な組織であるRMI(Responsible Minerals Initiative)(旧CFSI(Conflict Free Sourcing Initiative))が紛争鉱物調査報告のテンプレートやガイドラインを管理しています。

主な鉱物調達報告書類

主な鉱物調達報告書類を下記に示します。

CMRT(Conflict Minerals Reporting Template):紛争鉱物調査帳票

EMRT(旧CRT・旧MRT):拡張鉱物報告テンプレート。CRTはコバルトに関する調査票(2022.3月末からEMRTに統合) 、MRTはマイカに関する調査帳票(2022.3月末からEMRTに統合)

この記事を書いた人

品質保証課で化学物質調査の担当者として働いています。
宜しくお願いします。

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