製造業のハロゲンフリーとは?

ハロゲンフリーについて

ハロゲンフリー定義

特に電気電子業界において、一定量を超える塩素や臭素を含有していないことや、ハロゲン単体やハロゲン化合物を非含有または少量の含有量に抑えることのことを言います。

しかし、各企業に応じてハロゲンフリーの要求事項が異なるため、はっきりと定義することができません。

ハロゲン関連規制

ハロゲンは、 焼却時にダイオキシンを発生するなど、有害物質に変性することが多く、環境汚染の原因とされてきました。

そのため下記の法律上で規制がされています。

  • IEC(国際電気標準会議) 61249-2-21
  • 米国IPC(電気回路工業協会) 4101B
  • 社団法人日本電子回路工業会

閾値は下記のように定められています。

  • 塩素含有率 0.09wt%(900ppm)以下
  • 臭素含有率 0.09wt%(900ppm)以下
  • 塩素臭素含有率総量 0.15wt%(1500ppm)以下

規制上ではハロゲンのうち、特に塩素と臭素の含有率を重視していることがわかります。

今後も、ハロゲンの規制について注視していきます。

この記事を書いた人

品質保証課で化学物質調査の担当者として働いています。
宜しくお願いします。

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